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旅のテーマ

カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)の楽しみ方や、現地での過ごし方、あまり知られていない贅沢なリゾートなど、テーマごとに旅の素材をご紹介します。どれを組み合わせるかはあなた次第。旅のアレンジの参考にしてください。

鉄道&フェリーの旅

広大なカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)内の移動は、飛行機や車が主流となりますが、鉄道やフェリーを日程に加えれば、移動そのものが旅の醍醐味になります。列車の車窓や船のデッキなどから眺める景色は、長く心に残る体験になり、またそこで出会う旅人やローカルの人々との出会いも楽しみです。

鉄道の旅

飛行機やバスとは違った旅の楽しみを演出してくれる鉄道は、広大な面積をもつカナダを楽しむ上で1つのキーワードです。特にBC州は太平洋から荒涼とした砂漠、川や湖、滝など水の豊富なエリア、そして氷河を湛えたロッキーエリアと様々な表情を持つエリア。車窓に映し出される表情豊かな大自然を眺め、地元の食材を使った料理と快適な車内空間を満喫しましょう。 人々との出会いもまた、鉄道の旅ならではの楽しい体験になるはずです。

VIA鉄道(VIA Rail Canada)

VIA鉄道は、広大なカナダ大陸を走る国営の旅客サービス鉄道会社。世界の鉄道ファンの憧れである大陸を横断する路線をはじめ、拠点となる都市から特色ある絶景ルートを運行しています。列車はドーム型の展望車両や食堂車、寝台車などが連結され、快適な車内空間を演出してくれます。時速約70kmでのんびり走る列車から、カナダの魅力あふれる大自然が満喫できるとあって、世界中からの観光客に人気です。

カナディアン号(The Canadian)
VIA鉄道の顔ともいえるカナディアン号。西海岸のバンクーバーとカナダ最大の都市トロント間、約4,424kmを結ぶ大陸横断列車です。太平洋から壮大なカナディアン・ロッキーを越え、果てしなく続く西部の大草原や荒涼とした大地、東部オンタリオの湖水地方へと駆け抜けます。夜は満天の星を眺め、カナダ各地の食材をふんだんに使った料理に舌鼓。3泊4日(時差の関係で正確には3泊3日)の優雅な列車の旅は、カナダの変化に富んだ四季折々の大自然を次々と車窓に映し出してくれます。

中でも人気区間は、バンクーバー~ジャスパー間。バンクーバーから乗車すると、ジャスパーの手前でその雄姿を現すカナディアン・ロッキーの最高峰マウント・ロブソンが圧巻です。展望席から朝陽に輝くロッキーの山並みは格別。カナディアン・ロッキーでは急なカーブも多く、周囲の自然環境にも配慮して列車はゆっくりと進むので、野生の動物植物を間近に見るチャンスもあります。
[ルート] バンクーバー~ジャスパー~ウィニペグ~トロント 

スキーナ号(The Skeena)
北太平洋に面したカナダ最西端の港町プリンス・ルパートから、BC州中央内陸部を横断し、カナディアン・ロッキーの町ジャスパーまで、約1,160kmを2日間かけて走行します。北太平洋の海岸線、スキーナ川、うっそうとした原生林、高原地帯、そして起点となるジャスパー周辺のカナディアン・ロッキーの壮大な山並みを存分に楽しむことができます。季節によっては、ムースやエルク、コヨーテ、ワシなどの野生動物に出会うチャンスも。9月下旬から10月初旬にかけては、特に景色が美しく、木々が黄金色に輝きます。

スキーナ号はプリンス・ジョージで駐泊、日中だけしか走らないため、寝台車は連結されていません。乗車料金にはプリンス・ジョージでの宿泊料は含まれていないので注意。

[ルート] プリンス・ルパート~ジャスパー
VIA Rail Canada (英語)
VIA鉄道 (日本語) 

◎キャンレイルパス(Canrailpass)
VIA鉄道の全路線のエコノミー・クラス(コンフォート・クラス)とVIA鉄道の時刻表に掲載されている一部バス路線が乗り放題になる周遊券。21日間の有効期間内に、エコノミー・クラスに7回乗車することができます。
キャンレイルパス(日本語)

ロッキー・マウンテニア・レールツアーズ(Rocky Mountaineer Railtours)

ロッキー・マウンテニア・レールツアーズでは、バンクーバーを基点にカナディアン・ロッキーを満喫する観光列車「ロッキー・マウンテニア号」 (Whistler Sea to Sky Climb号、First Passage to the West号、Journey through the Clouds号、Rainforest to Gold Rush号)を運行しています。

ウィスラー・シー・トゥー・スカイ・クライム号(Whistler Sea to Sky Climb)(以前のウィスラー・マウンテニア号)
ノース・バンクーバーとウィスラー間を時速118km、3時間で結ぶ観光列車。風光明媚な“Sea to Sky(シー・トゥ・スカイ)ルート”である、ハイウェイ99号線に沿って走り、ハウ・ サウンド、スコーミッシュ(Squamish)、チャカマス渓谷などの壮大な景色を堪能できます。バンクーバーからの日帰り利用も可能。また、ウィスラー~アルバータ州ジャスパー間を走る展望列車、ロッキー・マウンテニア号(レインフォレスト・トゥー・ゴールド・ラッシュ路線)に乗り換えれば、1泊2 日の鉄道の旅が楽しめます。
[ルート] バンクーバー~ウィスラー

ファースト・パッセージ・トゥー・ザ・ウェスト号(First Passage to the West)
バンクーバーとカナディアン・ロッキーを結ぶ花形路線。バンフやカルガリーへ鉄道で行くことができるのは、この列車のみ。カムループスでいったん下車し、ホテルに宿泊するので、沿線の全ての景色をゆったりと楽しむことができます。
[ルート] バンクーバー~カムループス~バンフ~カルガリー

ジャーニー・スルー・ザ・クラウズ号(Journey through the Clouds)
「雲海の中を通って」という路線名にふさわしく、ロッキー山脈の壮麗な山並みを満喫できるルート。このルートはVIA鉄道の列車も運行していますが、ロッキー・マウンテニア社の列車は昼間のみ運行。カムループスでホテルに一泊します。
[ルート] バンクーバー~カムループス~ジャスパー

レインフォレスト・トゥー・ゴールド・ラッシュ号(Rainforest to Gold Rush)
ウィスラーからジャスパーを結ぶ路線。沿岸部山岳地帯から、ゴールドラッシュの舞台になったカリブー地域抜け、カナディアン・ロッキーに至る変化に富んだルート。BC州の中央部を鉄道で走れるのはこの列車だけ。クエネルで一旦下車して宿泊します。
[ルート] ウィスラー~クエネル~ジャスパー

コースタル・パッセージ(Coastal Passage)
アメリカの港町シアトルから太平洋岸の美しい海を眺めつつ、バンクーバーへとつなぐ路線。カナディアン・ロッキーへの2路線「First Passage to the West(ファースト・パッセージ・トゥー・ザ・ウェスト)」(バンクーバーからレイクルイーズ、バンフ、カルガリー)、あるいは「Journey through the Clouds(ジャーニー・スルー・ザ・クラウド)」(バンクーバーからジャスパー)のいずれかに乗り継ぐことを条件利用できる路線です。バンクーバーで延泊も可。
[ルート] シアトルーバンクーバー

フェリーの旅

海に面したBC州では、水上交通が非常に良く発達しています。その中でも、バンクーバーからちょっと遠くへ足を延ばしてみたい旅行者に、とても便利で欠かせないのがフェリー。州都ビクトリアなどの主要スポットをはじめ、気軽に足を伸ばすことができる無数のかわいらしい島々、あるいはBC州沿岸部の最北端へ向かう便など、目的と時間に合わせてルートを選択することができます。フェリーのサイズもさまざまですが、大型船には船内にカフェやショップも入っています。また、船の上からはシャチや鯨が見えることも!暖かい日には外へ出て、太陽と風を浴びながら過ごすのがおすすめです。

スーツケースなどは預けることができる路線もあり、大きな荷物を持っていても煩わしさはありません。また、車ごとの乗船も可能な路線がほとんどなので、レンタカーを利用して島へ繰り出すことも可能。リーズナブルな交通手段でありながら、美しい海を眺めながらクルーズ気分に浸ることができます。旅にちょっとしたエッセンスを加えてみてはいかがですか?

バンクーバー(ツワッセン)~ビクトリア(スワルツ・ベイ)
(Vancouver (Tsawwassen) -  Victoria (Swartz Bay))

バンクーバー周辺から最も簡単でリーズナブルにバンクーバー島にあるビクトリアへ渡ることのできるルート。1時間35分のクルーズの間には、クジラシャチが見えることもあり、確認されると船長が放送して教えてくれます。ビクトリアは世界に誇るガーデン・シティーで、世界的にも有名な「ブッチャート・ガーデン」やメルヘンチックでかわいらしい街並み、一歩ダウンタウンから足を延ばすと溜め息が出るほど手入れの行き届いたガーデンを持つ住宅街などが立ち並び、バンクーバーとは全く違った雰囲気。ぜひ時間をとって訪れてほしい街です。

※バンクーバー側もビクトリア側もフェリー・ターミナルはダウンタウンから離れているため、送迎やレンタカーがない場合は、バスごとフェリーに乗り込むパシフィック・コーチ・ライン(Pacific Coach Line)のサービスが便利です。バンクーバーではスカイ・トレインのメイン駅のそばにあるバス・デポから出発、ビクトリアでもダウンタウン中心地にあるバス・デポで降ろしてくれます。バンクーバー国際空港とビクトリアを結ぶ便もあります。

BC Ferries - 時刻表
Vancouver - Nanaimo (Tsawwassen-Duke Point)(英語)
Pacific Coach Line
Vancouver - Victoria(英語)
Vancouver International Airport(YVR) - Victoria(英語)


バンクーバー(ツワッセン)~ソルト・スプリング・アイランド(ロング・ハーバー)
(Vancouver (Tsawwassen)-Salt Spring Island(Long Harbour))

ソルト・スプリング・アイランドは、アーティストが移り住む島としてメディアにも何度も取り上げられている注目の島。アーティストの工房めぐりのツアーや夏季のファーマーズ・マーケットなど、見どころがたくさんあるほか、趣向に凝ったB&Bやオーガニック・アイランドらしい農園、チーズ工房を覗くことができます。また町には独自の通貨ソルト・スプリング・ドルが流通するなど、アーティストらしい、どことなくエキゾチックで魅惑的な文化が根付く、おとぎ話に入り込んだような島です。
ソルト・スプリング・アイランドの詳しくはこちら

バンクーバーから向かう場合は、バンクーバーの南のツワッセン・フェリー・ターミナルから出発します。ビクトリアのスワルツ・ベイからも、ソルト・スプリング・アイランドに入ることもできますが、その場合、到着はフルフォード・ハーバー(Fulford Harbour)という島の南に位置するターミナルに着きます。車がない場合、町の中心地に行くには、ロング・ハーバーの方が便利です。
BC Ferries - 時刻表
Vancouver - Salt Spring Island(Tsawwassen - Long Harbour)(英語)
└所要時間:ほかの島経由かどうかで変わり、1時間半~3時間20分
Victoria - Salt Spring Island(Swartz Bay - Fulford Harbour)(英語)
└所要時間:35分

バンクーバー(ホースシュー・ベイ)~ボーエン・アイランド(スナッグ・コーブ)
(Vancouver(Horseshoe Bay)-Bowen Island(Snug Cove))

ボーエン・アイランドはバンクーバーからフェリーで20分ほどの小さな島。歴史のあるヘリテージ・ハウスを改造したB&Bや、島らしいかわいい雰囲気のカフェ、マイナスイオンをたっぷり浴びることのできるハイキング・ルートなど、のんびりするには最適の場所。バンクーバーからとても近いのに、団体の旅行客などが少ないので、ゆっくりしたい人におすすめです。

フェリーは、サンシャイン・コーストと同様、ウェスト・バンクーバーにあるホースシュー・ベイ・フェリー・ターミナルから出発します。

BC Ferries - 時刻表
Bowen Island  Vancouver(Snug Cove-Horseshoe Bay)(英語)


バンクーバー(ホースシュー・ベイ)~サンシャイン・コースト(ラングデール)
(Vancouver(Horseshoe Bay)-Sunshine Coast(Langdale))

サンシャイン・コーストは、バンクーバーと地続きなのに直通道路がないためフェリーでのアクセスになる海岸エリア。フィヨルドで刻まれた険しい入江と美しい海岸線が特徴で、年間2,400時間もの日照時間があり、その名の通り「太陽のふりそそぐ」町。乗船時間40分ほどで、かわいらしい入江の町、ギブソンズに辿り着きます。カナダ西海岸らしいB&Bや地元の食材を丁寧に使った小さなレストランなど、あなただけのお気に入りスポットを探してみてはいかがでしょうか。バンクーバーのダウンタウンから30分ほどの、ウェスト・バンクーバーにあるホースシュー・ベイから出発します。

BC Ferries - 時刻表
West Van - Sunshine Coast(Horseshoe Bay-Langdale)(英語)
※レンタカーでない場合は、同じくバンクーバーのバス・デポから出るマラスピーナ・コーチ・ライン(Malaspina Coach Lines)がサンシャイン・コーストとをつないでいます。
Malaspina Coach Lines(英語)


バンクーバー(ツワッセン、ホースシュー・ベイ)~ナナイモ(デューク・ポイント、デパーチャー・ベイ)
(Vancouver(Tsawwassen)-Nanaimo(Duke Point))
(Vancouver (Horseshoe Bay) - Nanaimo (Departure Bay)

ナナイモは、ビクトリアがあるバンクーバー島の第2の街。ビクトリアから北に1時間半ほどのところにあります。ナナイモ~ビクトリア間には、レディー・スミス(Lady Smith)、壁画の町シュメイナス(Chemainus)、先住民文化に興味がある人には欠かせない町ダンカン(Duncan)、数々のワイナリーやシードルを製造するサイダリーなど、見逃せないスポットが続くので、時間に余裕がある人は、ナナイモから入ってビクトリアを目指すのもおすすめです。ナナイモのフェリー・ターミナルは近年改装され、お土産屋さんやカフェも充実。また、スーツケースなどの大きい荷物を持っていても預け入れがとってもスムースです。

バンクーバーの南にあるフェリー・ターミナル、ツワッセンからも、ウェスト・バンクーバーにあるターミナル、ホースシュー・ベイからもナナイモ行きのフェリーが出ています。

BC Ferries - 時刻表
Vancouver - Nanaimo(Tsawwassen-Duke Point)(英語)
└所要時間:2時間
West Van - Nanaimo(Horseshoe Bay-Departure Bay)(英語)
└所要時間:1時間40分

ポート・ハーディー~プリンス・ルパード(インサイド・パッセージ クルーズ)
(Port Hardy - Prince Rupert   Inside Passage)


BCフェリーのルートのなかでも最も人気のあるルート。バンクーバー島最北端のポート・ハーディーとBC州沿岸部で最北端に位置する都市プリンス・ルパートを結ぶこのルートは、美しいフィヨルドの海岸線を縫いながら北上します。夏は高緯度ならではの日の長さと早朝発のスケジュールのおかげで、景観を余すところなく楽しむことができます。15時間のクルーズ中にはクジラアザラシ、多数生息する白頭ワシなど、多くの動物が旅を演出してくれます。夏季運行は9月まで。冬季は夜に出る便が週1便運航しています。

BC Ferries
時刻表 - Inside Passage - Day Cruise(Prince Rupert - Port Hardy)(英語)
運航ルートマップ(PDF) - Routes Map(英語)
料金表 - Ferry Fares(英語)